オロナインで脇の黒ずみが消える!?

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私が物心付いた時、というか生まれたときからず~っと必ず私の家にある「オロナイン」。

常備薬にされている方も多いのではないでしょうか?

大変お世話になっているオロナインですが、脇の黒ずみケアにもいいという噂があるようです。

オロナインでケアできるならすごくお手軽ですが、本当なのでしょうか?

真偽のほど、調べてみました。

オロナインとは?

オロナイン

1953年(昭和28年)に大塚製薬から販売された「オロナイン」。

「クロルヘキシジングルコン酸塩」という、肌への刺激が少ない優れた殺菌成分を主成分とする皮膚疾患、外傷治療薬です。

【効果・効能】
にきび、吹出物、はたけ、火傷(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、傷、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも

防腐剤やステロイド剤(副腎皮質ホルモン)が含まれていないので、赤ちゃんから大人まで安心して使える塗り薬といわれています。

第2類医薬品。

脇の黒ずみケアに効果ある?

一度はお世話になったことがあるという方が多いのではないでしょうか、オロナイン。

このオロナインが脇の黒ずみケアにもいいという噂があります。

確かにオロナインには殺菌作用や保湿成分が入っています。

脇といえば、ムダ毛剃り。

カミソリで皮膚を傷つけることもあり、そうした時のケアにオロナインはいいです。

しかし、色素沈着してしまっている黒ずみのケアができるかといえば、成分内容からそういった効果はありません。

【オロナインの成分】

◆有効成分
クロルヘキシジングルコン酸塩液

◆添加物
ラウロマクロゴール・ポリソルベート80・硫酸Al/K・マクロゴール・グリセリン・オリブ油・ステアリルアルコール・サラシミツロウ・ワセリン・自己乳化型ステアリン酸グリセリル・香料・精製水

脇の黒ずみケアには、「美白」「抗炎症」「保湿」の成分が入っていることが重要です。

肌の炎症を抑え、乱れた肌のターンオーバーを整えるケアが大切になってきます。

しかしオロナインには、「美白」や「抗炎症」の成分は含まれていません。

また保湿ですが、皮膚の水分が蒸発しないように肌の表面を覆う保湿成分は含まれていますが、肌の水分量を増やす作用のある成分は含まれていません。

これでは黒ずみをケアすることはできません。

脇は、脱毛や摩擦、こすったり、かいたりして傷を作ってしまうことも多く、それらのケアにオロナインが有効なことが飛躍しすぎて、黒ずみのケアまでもできるという噂が広まったものと考えられます。

ネットで話題!オロナインパックについて

鼻パック

顔に潤いを与える、鼻の角栓がとれる、とネットで話題のオロナインパック。

実際、角栓が取れるのは本当のようです。

しかし、取れても数日後には皮脂がたまり、同じように角栓になるだけで、根本的な解決にはなりません。

またパック後洗っても、毛穴に残ったオロナインの油分が酸化して、逆に黒ずみの原因になってしまうこともあります。

そして一番問題なのは、オロナインには殺菌成分が入っているため、本来皮膚を守ってくれている必要な菌まで除菌してしまう可能性があり、そうなると肌の抵抗力が衰え、肌荒れ、肌トラブルの原因になってしまいます。

保湿成分も入っていますが、肌の水分量を増やしてくれる、例えばヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの成分は入っていません。

一時的に良いこともあるかもしれませんが、長期的に見ると、肌荒れや肌トラブルを起こしてしまう危険性のほうが高いです。

オロナインを美容目的で使うのはお勧めできません。

オロナインは殺菌効果が入った医薬品であることを忘れないようにしましょう。

まとめ

家にあると安心の常備薬「オロナイン」。

このオロナインに、最近、脇の黒ずみのケアや美容に良いとの噂が広まり、注目の美容商品になっています。

しかし成分を見てみると、残念ながら黒ずみに必要な成分(「美白」「抗炎症」「保湿」)が入っていません。

オロナインパックなど流行っていますが、オロナインは殺菌成分が入った医薬品。間違った使い方をすると、皮膚を守ってくれる必要な菌まで殺してしまい、肌荒れや肌トラブルの原因になってしまいます。

黒ずみケアや美肌ケアをしたいなら、きちんと専用の商品を使うようにしましょう。

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