脇のムダ毛処理、どうされていますか?
自己処理法はいろいろありますが、その中でもアンケートをとると、カミソリを使っている方が最も多いようです。
肌に最も優しく自己処理するには電気シェーバーが一番よく、おすすめなのですが、カミソリの方が仕上がりがきれいなんですよね。
しかしカミソリでの処理を続けていると、肌トラブルのリスクがとても高く、黒ずみや角質肥厚、炎症、肌荒れなどで、脇がボロボロになってしまいます。
頻繁には使いたくないカミソリですが、やっぱり仕上がり具合から、使用するときもあると思います。
そこで、できるだけ黒ずみをはじめとする肌トラブルのリスクを下げる正しい剃り方や、注意ポイントを紹介します。
カミソリによるムダ毛処理とは?
カミソリは、肌の表面の毛をきれいする「除毛」に使うアイテム。
自分の手で剃るので、細かい力加減、調整しながら行えるのが特徴です。
なぜカミソリでムダ毛処理を行ってはダメなの?
カミソリを使ったムダ毛処理は、クリニックやエステ、脱毛サロンでも勧められません。
なぜダメなのかというと、まず力加減を誤って肌を切ってしまうリスクがあります。
また目には見えなくても、カミソリで剃っていると、ムダ毛とともに少しずつ皮膚を削り、傷が付いています。
傷がつくということは肌を傷めるだけでなく、刺激となり、肌を守るために黒ずみの原因であるメラニン色素が生成されてしまいます。
さらに、カミソリ負けや傷から雑菌が入ると炎症を起こし、炎症も刺激になるため、メラニン色素を生成する原因になります。
カミソリは手軽にムダ毛処理ができるというメリットがありますが、処理し続けると肌にダメージがどんどん、どんどん蓄積し、黒ずみや角質肥厚、炎症など、脇がボロボロに。
取り返しがつかない状態になるリスクが高いです。
きれいな脇を保つためには、カミソリを使ったムダ毛処理はできる限りしないようにしましょう。
正しい剃り方
頻繁には使用したくないカミソリシェービングですが、電気シェーバーに比べて仕上がりがきれいなため、ここぞ!という時に使いたい場合もあります。
そんな時に、できるだけ肌に負担をかけないカミソリを使った剃り方を紹介したいと思います。
Step1.剃る前に脇を清潔にする
剃るとどうしても肌に傷がついてしまいます。
その傷から雑菌が入って炎症を起こさないように、まず肌を清潔にしましょう。
Step2.脇を温める
冷えていると、皮膚も毛も硬く、処理がしにくいです。
温めて、やわらかくした方が、剃りやすく、肌に与えるダメージも減らすことができます。
お風呂上り、または蒸しタオルで温めましょう。
Step3.シェービングクリームをしっかりと塗る
何もつけずいきなりカミソリを当てるのは、肌への刺激が強すぎます。
必ず剃る前に、シェービングクリームをしっかり、たっぷりと塗りましょう。
Step4.腕をしっかり上げる
脇は平らではなく、凹凸が多い部位です。
シワになっていたりすると、カミソリが引っかかり、傷を作る原因にもなります。
できるだけ脇が平らになるよう、腕をしっかり開いて上げましょう。
Step5.毛の生えている方向に沿って剃る
脇に生える毛は様々な方向に生えていますが、毛の生えている方向に剃る(「順剃り」)が基本。
毛の流れに逆らう剃ると、肌を傷め、埋没毛の原因になります。
力を入れすぎず、優しくカミソリを持ち、軽く滑らすように剃っていきましょう。
【剃るポイント】
- 毛の流れに沿って剃る
- 力を入れず、優しく剃る
- 何度も同じ部分を剃るのはNG
順剃りだけでは、どうしても剃り残しがでてきてしまいます。
そんな場合は、最後に1度だけ、毛の流れに逆らった「逆剃り」を軽く行いましょう。
ポイントは、順剃り時よりもさらに優しく刃を当てることと、何度も行わないことです。
Step6.処理後は冷やす
除毛を下後の肌は、軽く熱を持っています。
除毛による炎症を抑えるため、水で冷やしたタオルなどをあて、肌をクールダウンさせましょう。
Step7.保湿をする
剃った後の肌はとてもデリケートで、乾燥しやすいです。
乾燥は黒ずみの原因に。
しっかり保湿を行いましょう。
できれば、脇の黒ずみケア専用のクリームがおすすめです。
これを怠ると、黒ずみを作る原因になってしまいます。
注意ポイント
正しい剃り方を紹介しましたが、さらに注意しておきたいポイントをを紹介します。
脇専用のカミソリを使う
カミソリにもいろいろな種類があります。
最近では、脇専用のものもあります。
脇のカーブにあわせて作られているので、剃りやすく、失敗が少ないので一番おすすめです。
ちなみに、顔用のI字型カミソリを脇に使用するのは、皮膚を傷つける可能性がとても高く危険です。使用しないようにしましょう。
カミソリは清潔に
使用後のカミソリの刃には皮脂が残りやすく、雑菌が繁殖しやすいです。
雑菌がついた刃のまま使用してしまうと、傷がついたところから菌が入り、炎症や毛嚢炎などを起こしやすくなります。
そのため、使い捨てにするのが理想的。
しかし1回使っただけで捨てるのは・・・という場合は、使用後、丁寧に洗い、アルコール消毒を行い、乾燥した場所で保管し、清潔な状態を保ちましょう。
カミソリは定期的に換える
切れ味が悪いカミソリを使うと、毛をスムーズに剃ることができず、皮膚、毛穴を強くひっぱることになります。
一度では剃りきれず、何度も剃らなくてはならず、肌に与えるダメージは大!
刃の状態を良好にキープできる期間はメーカーや製品によっても異なりますが、短いもので1週間、長くても2週間が目安とされています。
もったいないと使い続けるのはダメ。
定期的にしっかり新しいものに交換し、切れ味のよい、清潔なものを使いましょう。
入浴中に行うのはNG
お風呂場は湿気が多く、カビや雑菌の繁殖がとても多い場所です。
カミソリによるシェービングはどれほど気を使っても必ず小さな傷ができてしまいます。
カビや雑菌の多いお風呂場でのシェービングは菌が入りやすく、肌トラブルを起こすリスクが高い場所なので、お風呂場では行わないようにしましょう。
石鹸やボディーソープの泡でシェービングはしない
脇だけなら、お風呂に入ったついでに石鹸やボディーソープの泡で済ませてしまうという方、多いと思います。
ちゃちゃっと手軽ですものね。
気持ちはわかります。
しかし、石鹸やボディソープは界面活性剤など、洗浄力が強く、肌の皮脂を落とす作用があります。
皮脂が落ち、無防備な肌にカミソリの刃を当ててしまうと、気づきにくいですが、かなりのダメージを肌に与えてしまいます。
肌のダメージは黒ずみなどの肌トラブルの元!
絶対に止めましょう。
強く剃り過ぎたり、同じ肌の上を何度も剃らない
できるだけ脇をきれいにしたいと、ついつい力を入れてしまったり、何度も同じところを剃ってしまったりしていませんか?
強く剃りすぎたり、何度も同じところを剃ったりすると、目には見えていなくても傷がたくさんでき、必要な角質まで落としてしまいます。
それが後の黒ずみや肌トラブルの原因になります。
切れ味のよいカミソリで、優しく、同じ場所は何度も剃らず1回で剃るのがベストです。
逆剃りをしない
毛の流れに逆らった方がきれいに剃れるからと、「逆剃り」をされる方も多いです。
しかしこれは肌を傷めます。
逆剃りは、毛を強く引っ張って剃るので、毛穴に強い負担をかけ、それが刺激となって黒ずみの原因になります。
また、埋没毛になる原因の多くは逆剃りです。
カミソリで剃る場合は、毛の流れに沿って優しく剃り、最後にどうしても剃り残った部分だけを軽く1回逆剃りする程度にしましょう。
アフターケアをしっかり行う
カミソリでシェービングをすると、角質層の一部をどうしても削り取ってしまいます。
角質層が削られてしまうと、肌のバリア機能が弱まり、肌トラブルの原因になります。
シェービング後の肌はとてもデリケートで、乾燥がしやすく、刺激を受けやすい状態。
アフターケアをしっかり行うことが大切です。
できれば、黒ずみケア専用クリームでのケアがおすすめ。
黒ずみケア専用のクリームは、「保湿成分」のほか、メラニン色素の生成を抑える「美白成分」や、炎症を抑える「抗炎症成分」などが配合されているので、黒ずみの生成を防いでくれます。
【関連記事】脇の黒ずみ解消クリームおすすめ!選ぶならこれ!!
体調がよくないときはシェービングをしない
生理中や寝不足、風邪気味など、体調がすぐれない時の肌は、皮膚の免疫力も落ちています。
このようなときに除毛をすると、肌トラブルを起こしやすく、回復も遅いです。
体調の悪い時の除毛は控えましょう。
まとめ
いつでも手軽に行えるので、カミソリでムダ毛処理をするという方がとても多いです。
しかしカミソリ肌への負担がとても大きい処理方法。
最初の頃は、きれいに処理できて満足かもしれませんが、処理し続けることでダメージがどんどん蓄積され、黒ずみや皮膚肥厚、炎症、埋没毛など、肌がボロボロになってしまう可能性が高いです。
毛は処理できたけど、脇が黒ずんでしまったり、肌荒れをしてしまったり、黒ボツボツができてしまっては意味がありません。
カミソリを使った除毛はできるだけしないようにしましょう。