古い角質や皮脂の汚れを取り除くのに有効なスクラブ。
毛穴詰まりがあると、それ自体が黒ずみ、ブツブツの原因になりますし、肌のターンオーバーを遅らせる要因になります。ターンオーバーが正常に行われないと、色素沈着による黒ずみも解消されません。
脇の黒ずみも、毛穴詰まり、ターンオーバーが主な原因です。
そのためケア方法にスクラブを使うというのは理にかなっているのですが、ワキに関しては逆に悪化させてしまう恐れが・・・。
なぜワキのケアにおすすめしないのか、また使用するならどんなところに注意しないといけないかなど紹介します。
スクラブとは?
スクラブとは、細かい粒子が研磨剤として配合された洗浄剤を使い、肌をこすって古い角質や皮脂汚れを剥がして除去する肌ケア法です。
古い角質や皮脂汚れが取り除かれると、肌の黒ずみやざらつきがなくなり、なめらかな肌に。
また、肌のターンオーバーを正常に戻す効果も期待できます。
脇の黒ずめケアには使える?
スクラブは、小さな粒子を肌の上で転がすことで古くなった角質を取ったり、毛穴汚れを落としたりするため、どうしても皮膚に摩擦が生じ、それが刺激になってしまいます。
肌が分厚いところであれば有効なケア法なのですが、ワキの皮膚は特に薄くデリケート。
そのため、スクラブの摩擦が刺激となって、逆に黒ずみを作ったり、悪化させたりする原因になる恐れがあります。
そこでケアするなら、スクラブよりはなるべく刺激がないピーリングの方をおすすめしたいです。
ピーリングは、ピーリング剤を皮膚に塗り、溶かすことで古くなった角質や皮脂などの汚れを浮かして取り除きます。
人によっては、ピーリング剤の酸が刺激になるので、スクラブの方がよいのではないかという方もいます。
確かに酸の強さは問題ですが、ピーリング剤はいろんな種類があるので、脇の皮膚にあったものを使えば、摩擦によって取り除くスクラブよりは刺激が少ないと思います。
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脇のスクラブケア3大ポイント
肌の状態によっては、「ピーリングよりスクラブを」と考えられる方もおられると思います。
スクラブケアをする上で特に重要な3つのポイントを紹介します。
ポイント
肌が濡れた状態で行う。
乾いた肌の状態で使用すると、肌に余計な負担がかかってしまいます。
濡れた状態で行いましょう。
※商品によっては乾いた状態で使用するものもあります。その場合は商品の使用法に従ってください。
こすらない。
ゴシゴシこすってしまうと、肌を傷めてしまいます。
刺激は黒ずみの原因になります。
泡を立てるタイプはしっかり泡立てて、泡を立てずに使う場合はやさしくなでるように行いましょう。
そしてスクラブ後は肌に残らないよう、しっかりすすぐことも忘れずに。
保湿をしっかり行う。
スクラブ後は、肌表面の角質が取り除かれたためとても敏感で、乾燥しやすい状態になっています。
いつも以上にしっかりと保湿を行いましょう。
黒ずみに悩んでいる場合は、専用の美容保湿クリームを使用するとより効果的です。
注意ポイントは?
脇のケアの場合、スクラブはかえって黒ずみを悪化させ、肌荒れなどのトラブルにつながってしまう可能性があります。
トラブルを起こさないために特に注意しておきたいポイントを紹介します。
毎日の使用は× 使用は週1回まで。
黒ずみを早く消したいという気持ちはわかりますが、頻繁に行ってしまうとそれが刺激となって、さらに黒ずみを悪化させてしまう恐れがあります。
使用は、1~2週間に1回までにとどめましょう。
肌に合ったものを選ぶ。
スクラブは脇の皮膚にとっては刺激が強い恐れがあるため、よく取れるものよりも、刺激が少なく、肌に合ったものを選びましょう。
肌の調子が悪い時、炎症を起こしている時は行わない。
肌に炎症が起きている時はもちろん、生理前・生理中、季節の変わり目など、肌の調子がよくないとき、揺らいでいる時は行わないようにしましょう。
まとめ
スクラブ自体は、毛穴に詰まった古い角質や皮脂汚れを取り除き、肌のターンオーバーを正常に戻す効果があり、肌の黒ずみケアに有効です。
しかしスクラブは「こすって落とす」ため、摩擦が大きく、デリケートな脇にはかえって刺激となって悪化させたり、黒ずみの原因になってしまう恐れがあります。
スクラブを行う時は、こすらないようにやさしくなでるように行い、スクラブ後は特にしっかりと保湿をしましょう。
黒ずみを早く解消したい気持ちはわかりますが、無理をせず、お肌を第一に考えてケアをしてください。