高校生に多い悩み 脇の黒ずみのケア、解消法

悩み・Q&A

高校生の時期は、受験や恋愛、人間関係など、悩みの多い時期です。

また美容や体への関心も高まり、コンプレックスや悩みを持っている、という人も多いのではないでしょうか。

その一つ、脇の黒ずみに悩んでいる人が多いです。

授業でプールや着替えなどがあり、友達の目も気になりますよね。

なぜ十代の時期に脇が黒ずんでしまうのか・・・

その原因は大きく2つあります。

一つは、思春期という時期が原因になっています。

そしてもう一つは、自らの習慣によって作り出してしまっています。

私も高校生の時期に脇の黒ずみに悩みました。

当時は理由が分からずつらかったです。

今ならなぜ黒ずみができるのか、できる対策も分かりました。

正しくケアすれば、解消、改善します。

高校生の時期になぜ脇に黒ずみができるのか、その原因や対策を紹介します。

しっかりケアをして、きれいな脇にしましょう。

原因

高校生の時期に脇に黒ずみができる主な原因です。

思春期になり、ホルモンバランスが不安定になるため

思春期になると、ホルモンバランスが変化します。

女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が少しずつ分泌されるようになり、体が丸みを帯びてきて、胸が膨らんだり、脇毛などが生えてきたり、大人の女性の体に近づいていきます。

エストロゲンは皮膚を厚くし、保水量を高く維持するホルモンですが、その一方で、メラニン色素の生成を促すため黒ずみを作りやすくなります。

またこの時期はまだまだホルモンが未熟なため不安定な状態が続き、黒ずみの原因であるメラニンを生成するメラノサイトという細胞が刺激され、脇に限らず様々な部位に黒ずみ、色素沈着ができやすいのが特徴です。

思春期だからこそ黒ずみができやすい時期といえます。

間違ったムダ毛処理

思春期になり、脇や腕、脚など、ムダ毛が気になっていませんか?

ムダ毛処理をしている人も多いと思いますが、どんな方法ですか?

調査によると、カミソリを使うという人が多いようです。

また毛抜きや脱毛テープ、除毛クリームという人も。

カミソリは手軽ですし、毛抜きや脱毛テープは毛根から抜くことができるので、処理後の見た目がきれいですし、他のムダ毛処理と比べ、次の処理までの期間が長くなるので好んで使用している人も多いのではないでしょうか。

しかしこれが黒ずみの原因になります。

またそれだけでなく、汚い脇へ一直線

脇の黒ずみはもちろん、炎症や腫れ、埋没毛、ニキビなど肌トラブルのリスクがとても高いですし、何度も繰り返すことで鳥肌のようなブツブツとした跡が残るようになります。

実際に悩んでいる人がとても多いです。

手軽で見た目的にも使ってしまいがちですが、様々な肌トラブルの原因になり、汚い脇になってしまうため、絶対避けたいアイテムです。

摩擦、刺激

脇は構造上摩擦を受けやすい部位ですが、特に運動部の人はより摩擦を起こしやすいです。

また汗を拭くために、お風呂で体を洗うためにと、ゴシゴシ タオルで脇を拭いたり、洗ったり。

これも肌にとって大きな負担となり、黒ずみの原因になります。

摩擦や刺激があると、肌は皮膚を守ろうと黒ずみの原因となるメラニン色素を作ってしまうんです。

私は高校生の時、脇にできた黒ずみが気になってお風呂でゴシゴシこすったことがあります。

汚れているわけではないのに。

今思えば恐ろしいことをしていたなあと思います

こすっても絶対に黒ずみはなくなりません!

どころかさらに悪化させてしまいます。

絶対止めましょう。

制汗剤

夏場、汗やニオイが気になって制汗剤を使用する人も多いのではないでしょうか?

しかしこの制汗剤が脇の黒ずみの原因になります。

まずスプレータイプのものは、その噴射による刺激が原因に。

これぐらいで?と思われるかもしれませんが、脇の皮膚はとてもデリケート。十分に刺激になります。

また制汗剤は脇の汗腺(毛穴)を防ぐことで汗の分泌を防ぎます。

しかし汗腺(毛穴)を塞いでしまうと皮脂や汚れが排出されにくくなり、毛穴詰まり、汚れの原因になりますし、成分が肌に刺激を与え、炎症がや黒ずみ、かゆみの原因に。

使用後にはしっかり成分を洗い落とす必要がありますが、成分が残ってしまうと酸化して黒ずみの原因になりますし、ゴシゴシこすってしまうのも黒ずみの原因になります。

制汗剤の多用はおすすめできません。

【関連記事】制汗剤の多用が脇の黒ずみになっていた!?

紫外線

脇も紫外線があたるとメラニン色素が作られます。

袖がある服など、脇の露出を控えている人もいるかもしれませんが、UVケアをされていない服では紫外線が通ってしまいます。

また最近の研究で、目から紫外線が入ると、全身が日焼けすることがわかっています。

脳が反応し、メラニンの活性が起こり、紫外線が直接当たっていない場所にもかかわらず、日焼けや黒ずみを作ってしまうのだそうです。

紫外線対策、UVケアが大切です。

食生活の乱れ

ファーストフードやジャンクフードなど、好んで食べていませんか?

食生活の乱れは、皮脂の分泌を増やし、それが酸化して毛穴の詰まりや黒ずみを作る原因になります。

また代謝にも大きな影響を与えます。

正しいターンオーバーが行われないと、いつまでも黒ずみが皮膚に残り続けてしまいます。

睡眠不足やストレスなど、生活習慣の乱れ

できてしまった黒ずみを肌から排出するためにも、正常なターンオーバーが必要です。

そのターンオーバー、肌の新陳代謝は、主に寝ている間に行われます。

十分な睡眠、質のいい睡眠ができなければ、肌の新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌が少なく、ターンオーバーの遅れを招いてしまいます。

またストレスは交感神経を緊張させ、抹消血管が収縮。皮膚に栄養が届きにくくなり、新陳代謝が悪くなります。

睡眠不足、ストレスなど生活習慣の乱れは女性ホルモンに影響し、ただでさえ不安定なホルモンバランスをより不安定化させ、黒ずみをよりいっそう作りやすくしてしまいます。

 

思春期は、ムダ毛処理が正しくできていても、ホルモンバラスが不安定な時期のため、黒ずみができやすいです。

ホルモンバランスをできるだけ乱れないように、生活習慣や食生活などもとても重要になってきます。

私は高校の時、睡眠不足に悩まされました。

なぜかこの時期、金縛りによく合い、ひどいときは毎日のように。

夜は真っ暗じゃないと眠れないタイプなのに、電気つけたまま寝たり、夜が明けるまで寝れなかったり。

睡眠時間は短いし、質もよくなかったです。

さらに私の平熱は36度2分、3分あたりですが、高校生の時はずっ~と35度台。

周りからは怠けているだけのように見えてしまいますが、ずっとだるい、しんどい日々。

病院でも診てもらいましたが、原因は分からずじまいでした。

そしてある日、脇が黒んでいることに気づきました。

当時電気シェーバーで処理していたので、それほど肌に負担はかけていないと思いますが、保湿ケアはしていなかったので、それが原因の一つだったと思います。

それ以上に睡眠不足やストレスなど、生活習慣が大きな原因になっていたんだろうなぁと振り返って思います。

若いですが、食生活や生活習慣はあなどれません。

肌は正直です。

いろいろあると思いますが、食生活や生活習慣にも気を配ってくださいね。

改善法

ホルモンバランスをできるだけ整える

思春期はホルモンバランスが変化し、乱れやすい時期ですが、その不安定さをできるだけ抑えることが黒ずみを悪化させない、作らせないために必要です。

具体的には生活習慣。

中でも睡眠とストレス解消は重要です。

質のいい睡眠

肌の代謝を円滑に行うには、一日少なくとも6時間は睡眠時間が必要です。

中でも眠り始めの90分がポイント!

この時間に「成長ホルモン」が分泌されます。

「成長ホルモン」をしっかり分泌するには、眠り始めの90分にかかっているといっても過言ではありません。

眠りの質を上げるには、

  • 朝起きたら、朝日を浴びる。
    人間の体は太陽の光に当たることで、睡眠をつかさどるホルモンの分泌を止め、16時間後に眠くなるしくみをもっています。朝起きたら、窓際1メートルほどのところで15秒ほど朝日を浴びましょう。
  • お風呂は、寝る90分前に入る。
    入浴後、体温降下時が眠りのスイッチが入りやすいとき。寝る90分ほど前に入ると、いい感じに体温降下時にあたり、質のいい睡眠が得られやすいです。
  • 寝る1時間前にはスマホやパソコン、テレビは見ない。
    スマートフォンやパソコン、テレビの画面に使われているブルーライトが睡眠を促すメラトニンを減らしてしまい、睡眠の質を下げます。寝る1時間前には、スマホやパソコン、テレビは見ないようにしましょう。
  • 寝る1時間前には照明を落とす。
    寝る1時間前には照明を消しましょう。暗くなると、睡眠を促すメラトニンの分泌量が増えます。
  • のどが渇いたら、ノンカフェインの温かい飲み物を飲む。
    コーヒーや緑茶などにはカフェインが含まれています。カフェインは脳を刺激し覚醒させる作用があるため、20時以降は控えるようにしましょう。

    のどが渇いたら、ルイボスティーやホットミルク、ハーブティーなどがおすすめです。

ストレス解消

ストレスが過剰にかかると、自律神経のバランスが乱れ、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌にも影響を与えてしまいます。

ストレスを失くすことができれば一番いいですが、そう簡単に解消できるストレスは少ないことが多いです。

できるだけストレスを溜めないよう、適度な運動や趣味の時間を持つ、アロマテラピーなど、楽しい時間、心休まる時間などを作り、少しでも解消できるように心がけましょう。

正しいムダ毛処理

ムダ毛の自己処理で最も肌に与えるダメージが少ないのは、電気シェーバーです。

電気シェーバーでのムダ毛処理は、仕上がりがあまりきれいでないためイヤな人もいるかもしれませんが、肌にとっては最も優しいムダ毛処理ができるアイテムです。

最近は脱毛に通う高校生も増えています。

ただ10代のうちはホルモンバランスが安定していないため、再び毛が生えてくる可能性が高いです。

また肌も敏感な時期なので、炎症などの肌トラブルが起こることも考えられます。

脱毛をする場合は、大人になってもう一度脱毛する必要があるかもしれないということを考えておくことが必要です。

※クリニックや脱毛サロンで脱毛を行う場合、未成年の場合は必ず親の同意が必要です。また、クリニックや脱毛サロンによっては親の同伴が必要なところもあります。

摩擦や刺激をできるだけ抑える

摩擦を起こさないように運動するというのは難しいですが、できるだけ摩擦や刺激を与えないようにすることが大事です。

出た汗を拭くためにタオルでゴシゴシ、お風呂で肌をきれいにするためにゴシゴシといった、肌に刺激を与えることは止めましょう。

またオシャレをしたいとは思いますが、体を締め付けるような下着や洋服も肌に負担をかけ黒ずみを作る原因になります。

できるだけ体を締め付けるような下着や洋服は避けるようにしましょう。

食生活改善

体は食べ物によって作られます。

いろいろな栄養素をバランスよく摂り、それが体の中で充足してはじめて健康で美しい肌が作られます。

その上で、ターンオーバーを整えるのに有効な栄養素、たんぱく質、ビタミンA、B群、C、E、亜鉛、マグネシウム、セラミドなどを意識して摂るようにしましょう。

保湿をする

黒ずみの解消、そして予防には保湿が重要です。

歳をとってくると肌のターンオーバーにかかる日数が長くなりますが、十代であれば新陳代謝が活発。

[ターンオーバーの周期]

10代約20日
20代約28日
30代約40日
40代約55日
50代約75日
60代約100日

黒ずみができていたとしても、専用の黒ずみクリームでしっかりケアすれば、ターンオーバーの周期が短いので、大人よりも早く解消できます。

しっかり保湿ケアをし、黒ずみを排出。そして新たな黒ずみを作り出さないようにしましょう。

黒ずみを消すためには?

脇の黒ずみを解消するためには、黒ずみケア専用クリームで毎日ケアをしましょう。

できてしまった黒ずみを消すには、普通の保湿クリームではなく、「保湿」「抗炎症」「美白」の3つの成分ができるだけ高いレベルで入っている黒ずみケア専用クリームが最もおすすめです。

ドラッグストアなどで売られているものでは、ケアするには成分的に弱く、どちらかというと予防に近いので、脇に黒ずみができてしまっているならネットで購入できる黒ずみケア専用クリームがいいと思います。

正しくケアすれば、早く改善します。

【関連記事】脇の黒ずみ解消クリームおすすめ!選ぶならこれ!!

まとめ

思春期は、大人の体になるため、ホルモンバランスに変化が起こる時期。

ホルモンバランスの変化、乱れによって黒ずみ、色素沈着が起こりやすくなります。

ある面しょうがない時期ではなりますが、加えて、ダイエットや食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなど、体に負担がかかるとよりいっそうホルモンバランスが乱れてしまいます。

毎日の食生活や生活習慣に気をつけ、できるだけ規則正しく過ごすことが、ホルモンバランスの乱れを最小限し、黒ずみを作るリスクを抑えることにつながります。

今現在すでに黒ずみができてしまっている場合は、食事や生活習慣の改善とともに、脇の黒ずみ専用ケアクリームで保湿ケアがおすすめです。