ケノン【家庭用脱毛器】を安全に正しく、効果的に使う方法!

黒ずみの改善・解消アイテム

家庭用脱毛器「ケノン」の操作は簡単。

シンプルでわかりやすい操作で、脱毛サロンで受ける光脱毛(IPL脱毛)と変わらない脱毛を自宅にいながらいつでも行える、魅力的な脱毛器です。

とはいっても、自分で行わないといけないので、照射レベルを選んだり、切り替えたりうまくできるだろうか?、肌トラブルを起こしたりしないだろうか?など心配ですよね。

やはり使い方を間違えてしまうと、

  • 脱毛効果が低くなる(なくなる)。
  • 肌トラブルを起こす。

といったことが、起きてしまいます。

そこで、ケノンを正しく安全に、そして効果が得られるための使い方を詳しく紹介します。

使い方

ケノンを安全に、そして効果をしっかり得るための正しい使い方、ポイントを紹介します。

前準備:脱毛前日にムダ毛処理

ケノンで脱毛する前日にムダ毛処理をしましょう。

脱毛する時に、1mm~2mmほど伸びている状態がベスト!

最も効率的に毛根に熱を集中させることができ、最も高い脱毛効果が得られます。

ムダ毛処理のポイント

  • 前日にムダ毛処理をする。
  • 脱毛時に毛の長さが1mm~2mmほど伸びている状態にする。

注意ポイント1 ムダ毛が長く伸びた状態で照射しない!

ムダ毛が長く伸びた状態で照射すると、毛によって光が遮られてしまい、肝心の毛根にうまく届かず、脱毛効果が半減してしまいます。

また照射で熱を持った毛が皮膚に触れ、火傷を起こす危険性もあります。

注意ポイント2 脱毛の前日にムダ毛処理をすること!

脱毛当日、直前ではなく、前日にムダ毛処理をする理由は、ムダ毛処理をするとどうしても目に見えなくても肌に細かい傷がついています。

そんな状態の肌に光を照射すると、熱で傷が悪化し、黒ずみや炎症など肌トラブルの原因になってしまいます。

ムダ毛処理は、脱毛する前日~2日前に行いましょう。

注意ポイント3 毛抜きやワックスでのムダ毛処理はしない。

ケノンは光を照射し、毛根にダメージを与えることで脱毛していきます。

毛抜きなどで抜いてしまうと、肝心の毛根がなくなってしまい、光を照射する意味がなくなってしまいます。

またワックスなどは皮膚を傷めるため、肌トラブルを起こす危険性が高いです。

ムダ毛処理は、肌に最も優しく除毛できる電気シェーバーを使いましょう。

脱毛当日

ケノン使用前の準備

  • シャワーやお風呂で脱毛する部位を洗い、清潔にする。
    ケノンを使う前に、脱毛する部位を洗い、清潔にしておきましょう。
  • クリームやローションなどは塗らない。
    脱毛前の肌に、ローションやクリーム、オイルなどは使用しないでおきましょう。脱毛の効率が悪くなり、肌を傷める恐れもあります。
  • ホクロやシミ、傷跡をシールで保護する。
    ホクロやシミ、傷跡は、白いシールや絆創膏などを貼って、照射した光が当たらないように保護しておきましょう。

ケノンの操作手順

操作方法

  1. 電源を入れる。
  2. 照射レベルを設定する。
    レベル1~レベル10まで10段階の照射レベルがあります。初めて使用する際は、照射テストを必ず行いましょう(詳しいやり方は下記に)。
  3. ショットのタイプを設定する。
    ショットの種類には、「シングルショット」、「3連射」、「6連射」3つのショットがあります。
  4. 「手動モード」か「自動モード」か設定する。
  5. 保冷剤で脱毛する部位をしっかり冷やす(約10秒)。
    保冷剤はジェル状のものがおすすめ。凹凸があるところもしっかり冷やすことができます。※照射する前、肌に水滴が残っている場合は、ふきとってから照射しましょう。水滴が残った状態で照射すると、毛根まで光が届かず効果が半減してしまいます。
  6. ハンドピースを脱毛する部位にしっかり当て、照射。
    必ずサングラスをかけ、目に光が入らないようにしてから照射しましょう。
  7. 照射後、照射した部位を保冷剤で冷やす。

この後は、脱毛したい部位に対し5~7の作業を繰り返していきます。

脱毛終了後、保湿ケア!

脱毛後の肌はとても乾燥しやすいです。

全ての脱毛が済んだら、必ず保湿ケアを行いましょう。

 

肌の保湿について

保湿については、脱毛直後だけでなく、日々のケアとしても重要です。

 

脱毛サロンでは、乾燥した状態に肌に光を照射すると、肌トラブルが起こるリスクが高いため、施術してもらえないことがあります。

それほど保湿ケアが大事です。

 

また乾燥は黒ずみを作る原因になります。

私の友人は脱毛サロンで施術を受けていましたが、日々の保湿ケアを怠って、黒ずみを作ってしまいました。

 

保湿には普通の保湿クリームでいいと思いますが、脇などの部位は黒ずみを作りやすいので、専用のケアクリームの使用をおすすめします。

 

【関連記事】脇の黒ずみ解消クリームおすすめ!選ぶならこれ!!

照射できない部位

家庭用脱毛器「ケノン」はほとんど全身脱毛することができます。

脱毛できないのは、

  • 目やその周り
  • 傷口、湿疹、ホクロ、刺青、シミ、色素沈着、そばかす、日焼けがある部分
  • IOライン(非推奨)

※ペースメーカーや人工心肺など、医療用電子機器をお使いの方は、ケノンの使用できません。

IOラインに関しては、ケノンを使って脱毛されている方も多いのですが、メーカーとしては非推奨です。

IOラインが非推奨なのは、粘膜が近いことや黒ずみをつくりやすい部位でもあり、安全面の保証ができないためです。

どうしても脱毛したい場合は自己責任になります。

ネットで検索すると、IOラインの脱毛法、注意する点など細かく紹介してくれているところがあります。

そうしたサイトを参考にすることで、リスクを極力抑え、脱毛することが可能かもしれません。

ただし、やはり肌トラブルを起こすと大変なので、無理はされない方がいいと思います。

Vラインの脱毛は可能です。

注意ポイント

日焼けをしない。

ケノンで使われるIPL(インテンス・パルスライト)の光は、黒い色(メラニン色素)に反応します。

黒い色(メラニン色素)がムダ毛だけであれば、問題ありません。

しかし日焼けをして肌にメラニン色素が多い状態で照射すると、肌のメラニン色素にも反応してしまい、火傷や炎症などを起こしてしまいます。

実際、日焼けした肌に照射し、火傷を負ってしまった人がいます。

火傷をしてしまうと治るまで時間がかかります。

また肌に傷として残ってしまうこともあります。

日焼けは厳禁です!

日焼けした場合は、まず1ヶ月はケノンの使用を控え、肌の状態が治まってから行いましょう。

肌を乾燥させない。

乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部の刺激を受けやすい状態です。

そんな肌に光を照射すると、火傷や炎症、肌荒れなど、肌トラブルの原因になります。

さらに乾燥した肌はとても敏感で、痛みも感じやすいです。

そしてもちろん、肌の乾燥は黒ずみを作る原因になります。

私自身、脇の黒ずみの原因の一つが乾燥だったので、これは間違いありません。

脱毛サロンでは、肌が乾燥していると施術してもらえなかったり、乾燥が軽い場合はその部分を避けて施術したりするほどです。

とにかく、毎日しっかり保湿ケアを行うこと!これがとても大事です。

【関連記事】ピューレパール:脇の黒ずみケアに大人気!その効果、使用法、口コミは?

毎日使用しない。

「1日でも早く脱毛を終え、ツルツルの肌になりたい!」ですよね。

毎日脱毛したら早く終わるんじゃないかと、ケノンが届いたら毎日でも行いたい気分になる方もおられるかもしれません。

しかしこれ、全く意味がありません。

ケノンで使われるIPL(インテンス・パルスライト)の光は、「成長期」の毛の脱毛に効果があります。

1度照射した後は一定期間、メーカーでは2週間に1度のペースを推奨していますが、空けないと効果がないんです。

ただただカートリッジが消費されるだけでもったいないですし、なにより肌に大きなダメージを与えてしまいます。

火傷や炎症などの肌トラブルが起きてしまうと、治るまで脱毛ができなくなり、かえって脱毛完了まで時間がかかってしまいます。

毎日照射しても意味が全くなく、カートリッジをムダに消費し、肌を傷めるだけなので絶対に止めましょう。

照射前後、しっかり冷却する。

照射前後は、保冷剤などでしっかり肌を冷やしましょう。

【照射前】
しっかり冷却することで、火傷や炎症などのリスクを抑え、痛みを軽減することができます。
【照射後】
照射で負った熱による火傷や炎症、赤みなどの肌トラブルを防ぐことができます。

照射前後の冷却(クールダウン)は重要です。

必ずしっかり行いましょう。

同じ箇所を照射しない。

同じ箇所を繰り返し照射してしまうと、火傷や炎症などの肌トラブルの原因になります。

重ね打ちをしないために、マークをつけるなど、しっかり確認しながら照射しましょう。

目の保護をする。

ケノンで使用されるIPLの光が目に入ってしまうと、目に甚大なトラブルが起きる可能性があります。

目に光が入らないよう、必ずサングラスで目を保護しましょう。

ケノンを購入すると、付属品のひとつとしてサングラスが付いてきます。

しかし、サイズが合わなかったり、鼻の形が合わなかったりする場合があります。

そんな時は市販の、自分の顔に合う同じくらい濃い色のサングラスを使ってもOKです。

とにかく目に光が入らないようにしましょう。

ほくろなどはシールで隠す。

ホクロやシミにもメラニン色素が多いです。

そこにケノンから照射される光が当たってしまうと、肌トラブルの原因になります。

ほくろやシミなどの部分は白いシールや絆創膏などを貼り、光が当たらないようにしてから照射しましょう。

体調が悪い時は使用しない。

体調がすぐれないときの肌は敏感です。

様々な肌トラブルを起こしやすく、治りにくい。体調をさらに崩す危険もあります。

また、薬の服用も気をつけましょう。

薬の中に”光感受物質”が入っていることがあり、血液にのって成分が全身に巡っている中、光を照射すると、発疹、かぶれ、炎症など、肌トラブルを起こすリスクがあります。

市販薬では、風邪薬や花粉症の薬、鼻炎薬、血行促進剤など、飲む機会が多いと思いますが、注意が必要です。

特に施術当日はもちろん、数日前の薬の服用は止めましょう。

生理期間中は?

生理になると、肌荒れなど肌トラブルが起きるという方、おられると思います。

 

生理中は肌が弱り、敏感。痛みも感じやすいです。

そのため、生理中の脱毛はおすすめしません。

 

また生理前についても、肌の調子が崩れやすい時期です。

あまりおすすめではないです。

 

最も脱毛に適した時期は、生理後。

エストロゲンの分泌量が増えるため、肌がみずみずしく潤い、自律神経も安定します。

体調のバランスが取りやすく、肌の調子がよくなるため、お手入れするのにうってつけです。

照射レベルの調整の仕方

ケノンは照射レベルを1~10の10段階から選ぶことができます。

レベルが上がるにつれ脱毛効果は高くなりますが、肌への負担は大きくなります。

一方レベルを下げると肌へのダメージを少なくなりますが、脱毛効果は低くなります。

早く脱毛を完了したいと、いきなり強いレベルで照射してしまうと、火傷や炎症などの肌トラブルを起こすリスクが高いです。

初めてケノンを使って脱毛をする際や初めての部位には、必ず照射テストを行いましょう。

照射テスト自分の肌に合った照射レベルを見つけるための試し打ち。

=照射テストの仕方=

必ずレベル1から始めましょう。

【1】腕や膝下など、打ちやすく、照射範囲が長い場所で、照射レベル1から順にシングルショットで照射していく。

しっかり冷却して、照射していく中で、痛みがキツイ場合は、それ以上無理に照射レベルを上げる必要はありません。

できるところまでのレベルにとどめましょう。

【2】翌日と、3~4日後に赤みや炎症がなければ、照射テストをした中で一番高いレベルで照射していきましょう。

肌質は人それぞれ異なります。

また肌の状態、部位によっても照射できるレベルを変えていく必要があります。

無理に肌に合わない強いレベルで照射し、火傷や炎症を起こしてしまっては元も子もありません。

肌に跡が残ってしまうこともあります。

そんなことにならないよう、自分の肌に合った照射レベルで、正しく脱毛を行いましょう。

シングルショット、3連射、6連射の違いとは?

ケノンは、1回の照射に、「1(シングル)ショット」「3連射」「6連射」の3通りの照射方法があります。

 

Pointシングルショットで照射される光の強さを「100」とすると、

 

3連射は、連続”パッ、パッ、パッ”と3回照射して、合計で「100」になるように照射されます。数字的に光の強さを表すと、100÷3≒33、「33(パッ)、33(パッ)、33(パッ)」。

 

6連射はというと、連続”パッ、パッ、パッ、パッ、パッ、パッ”と6回照射して、合計で「100」になるように照射されます。数字的に光の強さを表すと、100÷6≒16、「16(パッ)、16(パッ)、16(パッ)、16(パッ)、16(パッ)、16(パッ)」。

3連射、6連射は、シングルショットの効果を3回または6回に分散させて照射するため、肌への負担は少なくなります。

シングルショット肌が普通~強い方
3連射肌の弱い方
6連射肌がとっても弱い方

脱毛に最も効果的なのは、「シングルショット」。

毛根に与えるダメージが一番大きいです。

しかし、その分肌への負担は大きくなります。

一方3連射、6連射は、33の光の強さを3回、16の光の強さを6回照射するので、肌への負担は少ないです。

カートリッジの減りは早くなりますが、肌が敏感な人、弱い人でも安心して使えます。また、皮膚が薄い部位への照射にもおすすめです。

 

ケノンはできるだけ多くの人に使ってもらえるように様々な配慮がされています。

シングルショットが効果的といっても、無理して肌を傷めてしまっては意味がありません。

お肌の状態に合わせ、照射出力とともに照射方法を試しながら、自分にあったレベル、ショットを見つけましょう。

効果的な照射スケジュール

メーカーでは、2週間に1回の使用を推奨しています。

ポイントは「成長期」にあるムダ毛にアタックすることです。

毛周期(ヘアサイクル)とは?

体毛には、「毛周期(ヘアサイクル)」があります。「成長期」「退行期」「休止期」があり、これを繰り返すことで生え変わっています。

毛周期(ヘアサイクル)成長期:毛母細胞が活発に細胞分裂し、毛が作られ、成長していく時期

退行期:毛母細胞は細胞分裂をやめ、毛の成長が止まり、毛が抜ける時期。

休止期:次の成長期に入るまで休止する時期。

ケノンの脱毛方式:IPL脱毛は、必ず照射後一定の期間をおかなければ効果がありません。

これは、脱毛の施術効果があるのは【成長期】の毛だけだからです。

毛は一斉に生え、一斉に抜けるわけではありません。

一定期間をおきながら、随時成長期にある毛にアタックし、脱毛していきます。

ケノンと同じ光脱毛(IPL脱毛)を行っているのが、「キレイモ」や「銀座カラー」「シースリー」などの脱毛サロンです。

「キレイモ」や「銀座カラー」「シースリー」などの脱毛サロンで全身脱毛を行う場合、毛周期にあわせ、だいたい2ヶ月に1回のペースで施術を行うことを推奨しています。

これは、体毛の濃さや太さなどはホルモンバランスによって個人差があり、また同じ部位でも毛根によって毛周期にばらつきがあるため、2ヶ月に1回のペースで施術を行うのが一番効果的とされているからです。

一方ケノンは、毛周期はもちろん重要ですが、それに加え脱毛を自分自身で行うため照射漏れなどもあり、メーカーでは2週間に1回のペースで行うことを推奨しています。

ケノンは自宅でできるので、全身脱毛する場合、脱毛サロンと同じく1度に全身の脱毛をしてももちろんいいのですが、部位ごとに毎日少しずつ脱毛していく方法でもOKです。

ケノンで最も効果的に脱毛するための重要ポイント

  • 【成長期】の毛に照射する。
  • 2週間~1ヶ月のペースで行う。
  • 定期的に継続して脱毛を行う。

効果の現れ方

毛が濃い人、多い人、少ない人など様々。

どれぐらい回数を重ねれば脱毛完了するかというと、とても個人差が大きいことなので、正直すごく難しいです。

しかし、目安は必要ですよね。

一般的にいわれているのが、レベル9またはレベル10で照射した場合、

6回程度脱毛効果を実感し始める。しかしまだまだ定期的な自己処理が必要。
7~11回自己処理の回数がかなり減り、楽になる。
12~18回ムダ毛が気にならないか、またはほとんど自己処理の必要なくなる。

脱毛サロンと変わらないレベル9やレベル10で照射できる人は少ないかもしれません。

絶対無理をしてはダメなので、自分の肌に合うレベルで照射することが大前提です。

しかしレベルを下げるということは、その分効果が下がってしまうため、回数はさらに必要になります。

正しく照射を続けていけば、時間はかかってもムダ毛処理のいらない肌を手に入れることは可能です。

上の表は一つの目安としながら、自分のペースで続けていくことが大事です。

まとめ

家庭用脱毛器「ケノン」の操作方法は簡単です。

慣れてしまえばちゃちゃっと準備し、サクサク脱毛していけます。

脱毛サロンと変わらない効果が自宅にいながら自分でできるという魅力的な脱毛器です。

しかしいくつかの注意ポイントを守らないと、脱毛効果が思うように得られないだけでなく、肌トラブルを起こし、脱毛できなくなってしまったり、肌に跡が残ってしまう可能性も出てきてしまいます。

自宅でできるからこそ、早く脱毛を終えてむだ毛のないきれいな肌になりたいと思う気持ちが強いかもしれませんが、ムチャをしてしまってはダメです。

最も早く、確実にきれいに脱毛するために特に注意しておきたいポイントは、

ポイント

  • 自分の肌に合った照射レベルで毛周期に合わせ、正しく照射すること。
  • 日焼けや黒ずみなどに注意すること。
  • 保湿ケアをしっかり行うこと。

正しく使用し、きれいな肌を手に入れましょう。

 

【関連記事】
ケノン【家庭用脱毛器】の特徴やメリット・デメリット、お得な購入方法など徹底解説!