脇に黒ずみができて以来、改めて脱毛・除毛に関して意識するようになりました。
正直、ムダ毛が生えてこず、お手入れしなくてもいいのであればうれしいですよね。
「永久脱毛」、いい響きです。
しかし調べてみると、「永久脱毛」とは一生ムダ毛が生えてこないことを確約するものではありませんでした。
そこで、「永久脱毛」とは何か、メリット・デメリットは?、どんな方法があるのか詳しく紹介します。
永久脱毛とは?
「永久脱毛」という文字を見ると、脱毛を終えたところからは一生毛が生えてこないイメージを持ちます。
しかし残念ながらそういう意味ではありませんでした。
永久脱毛とは、
1958年にアメリカの電気脱毛協会が、脱毛の施術が完了してから1ヶ月後の時点で、毛の再生率が20%以下の場合と定義したのがはじまり。
ある程度の期間毛が少ない状態を維持できる方法が「永久脱毛」です。
”永久”といっても、永遠に生えないとは言っていないんです。
見過ごしやすいポイントですが、
永久脱毛とは、
施術が完了してから1ヶ月後の時点で、毛の再生率が20%以下であること。
言い換えれば、施術完了1ヶ月の段階で、全体の5分の1の量が生えてきていても「永久脱毛」。
さらに10年、20年といった未来において、ムダ毛が生えていない状態にあるなんてまったく担保されていません。
あくまで”施術が完了してから1ヶ月後の時点”の話です。
ここ、とても重要!!
そこのところをしっかり認識しておかないといけません。
ほんと紛らわしいですよね。
「じゃあ、永久脱毛っていっても”永久”じゃないんだったら、痛い思いまでしてやるのはムダじゃない?」って思ってしまいますが、そんなことはありません。
長年ムダ毛処理をせずに過ごせる実績ある方法があります。
それが「ニードル脱毛」です。
ニードル脱毛とは?
ニードル脱毛は、一つ一つの毛穴に針を挿入し、電気を流して毛根を破壊していく脱毛法です。
140年以上前から行われている脱毛法で、実績があります。
これまでに施術された方のデータが蓄積され、数十年経った後も実際にムダ毛が全く生えず、維持できていることが報告されています。
途中で止めた場合は別ですが、最後までしっかり通い、すべてのムダ毛処理が終了すれば、その後ムダ毛が生えてくることはないと言えます。
唯一「永久脱毛」と呼べる脱毛法です。
レーザー脱毛は永久ではない?
クリニックで行われるレーザー脱毛も、永久脱毛の定義からいえば【永久脱毛】です。
しかし多くの方は、脱毛終了後1ヶ月の時点ではなく、20年、30年先の状態がどうなっているかだと思います。
そういう意味では現在のところまだわからないというのが正直なところです。
というのも、レーザー脱毛はまだ始まってから20年ほどの歴史の浅い脱毛法だからです。
データが蓄積されていないんですよね。
なので、ニードル脱毛のようには言えないのが現状です。
またレーザーの場合、照射漏れで数本生えてきてしまったり、ホルモンバランスの変化などで生えてきたりすることもあります。
ちなみに途中で施術を止めてしまった場合、数年後には”元通り”ということもあるそうです。
メリット
永久脱毛をするメリットは何でしょうか?
自己処理の負担がなくなる
定期的にムダ毛処理をしなければいけないのは、正直めんどくさいですよね。
気を抜いていて、しまった!ということもあります。
そんなムダ毛処理のわずらわしさ、失敗から開放されるのが一番大きなメリットです。
肌がきれいになる
脇でいえば、黒ずみの最大の原因になるのが脱毛・除毛です。
永久脱毛をしたからといって全くスキンケアをしなくてもいいわけではありませんが、その負担は大きく減ります。
脱毛・除毛による刺激がなくなれば、シミ・黒ずみを作るリスクを大幅に抑えることができます。
永久脱毛後、”肌がきれいになった”そう感じる人が多いようです。
ムダ毛処理に悩まされている人、自己処理で肌トラブル起こしたりしている人にはメリットが大きい施術です。
デメリット
永久脱毛をする上で、もちろんデメリットもあります。
費用がかかる
永久脱毛はクリニックで行われる医療行為ですが、保険の対象外です。
脱毛にはいろいろな方法がありますが、ニードル脱毛はその中で価格は高いです。
1本1本施術をしていかなければいけないことと、衛生面から血液検査が行われたり、個人専用針を使用しなければいけません。
そのためどうしても費用がかかってしまいます。
またレーザー脱毛も、今、流行の光脱毛に比べ、高いです。
時間がかかる
永久脱毛だけではないですが、特にニードル脱毛は1本1本ムダ毛処理をしていくため、時間がかかります。
またニードル脱毛、レーザー脱毛ともに一度ですべて終わるのではなく、2~3ヶ月間隔を空けながら数回にわたって行われるため、どんなに早くても1年以上、一般的にはそれ以上の時間が必要です。
痛みが非常に大きい
ニードル脱毛は毛穴一つ一つに針を刺し、強い電流を流す施術なので大きな痛みを伴います。
またレーザー脱毛も強力なエネルギーを照射するため強い痛みがあります。
医療機関での施術なので麻酔を使うことは可能ですが、緩和できても、痛みを全くなくすということは難しいです。
部位や毛の状態によっては、麻酔をしていてもかなりの痛みがあるようです。
永久脱毛を受ける場合、まずは信頼のおけるとクリニックをしっかり探すことが大事です。
痛みについては「痛い」という声が多いですが、一方で「聞いていたほどの痛みはなかった」「思っていたほど痛くなかった」という声もあります。
痛みの感じ方は個人差が大きく、相当痛いはずなのにケロッとしている人もおられるので、正直、自分だったらどれほどの痛みなのか、我慢できる程度なのか、そうでないのかわからないですよね。
クリニックの中にはテスト脱毛してくれるところがあります。
痛みや炎症経過を確認することができるので、まず、テスト脱毛を受けられるのがいいのではないでしょうか。
まとめ
自己処理を続けていると、肌を傷め、黒ずみをはじめとする様々な肌トラブルのリスクを伴います。
また定期的に行うムダ毛処理もめんどくさいですよね。
そんな中注目されるのが「永久脱毛」です。
永久脱毛の定義としては、”一生生えてこない”というわけではありません。
しかし100年以上の実績を持つニードル脱毛であれば、しっかり施術をすれば、ムダ毛とサヨナラできるとのこと。
ムダ毛処理から開放されたい方には、「永久脱毛」はとても魅力的な脱毛方法です。