美容皮膚科やエステで脇の黒ずみ治療、施術として行われることがある「クリスタルピーリング」について紹介します。
色素沈着による脇の黒ずみに悩んでいる方はぜひチェックしておいてください。
クリスタルピーリングとは?
クリスタルピーリングは、酸化アルミニウムの微粒子「ピーリング粉」を肌に噴きかけ、古くなった角質を削り取る施術です。
使用する酸化アルミニウムは化粧品にも使用される白色の結晶性粉末。
皮膚の状態によって強弱を変えるなど微妙なコントロールができるので、肌に優しく、安全性も高いです。
[適応]
- 毛穴の凸凹
- ざらつき
- ニキビ跡の凸凹
- くすみ
- シミ、黒ずみ
- 傷の修正
古くなった角質が取り除かれ、肌のターンオーバーが正常に働くことで、シミや黒ずみの改善、解消。毛穴やニキビ跡の凸凹、ざらつきがなくなり、なめらかな肌へと導きます。
[施術の流れ]
- クリスタルビーリングのヘッドをお肌の上を滑らせるように動かします。
ヘッドからは酸化アルミニウムの微粒子が肌へ噴きかけられ、古い角質が削りとられます。削り取られた角質は、吸引されます。 - 終了後、筆でお肌に残った酸化アルミニウムの微粒子を落とします。
ケミカルピーリングとクリスタルピーリングの違い
ケミカルピーリングは、薬品を使って溶かすことで古い角質を取り除きます。
肌に優しいものが使用されていますが、肌に合わないとかぶれなど肌荒れを起こす可能性があります。
[比較]
クリスタルピーリング | ケミカルピーリング | |
ピーリングの方法 | 酸化アルミニウムの微粒子を肌にふきかける。 | 化学薬品を肌に塗布する。 |
施術可能な部位 | 全身どこでも可能 | 首や手、目の周りは× |
肌への優しさ | 肌質を選ばず施術可能 | 肌質に左右されることがある。 |
クリスタルピーリングでは、化学薬品が使用されていません。
そのため、肌質に左右されず、またパワーを調整することもできるため、ケミカルピーリングよりも肌に優しくピーリングができるといわれています。
痛みについて
痛みの感じ方には個人差がありますが、輪ゴムで弾かれたようなビリビリ、チリチリした痛みがあります。
大きな痛みではありませんが、痛みに弱い方には少し心配です。
しかし、クリスタルピーリングは強さを調整することができます。
そのため、パワーを弱くすることが可能です。
弱くするとその分効果は落ちますが、痛みなく(少なく)安心して施術が受けられます。
ダウンタイム、副作用について
クリスタルピーリングの施術による大きな副作用はありません。
ただし古い角質を削り取る施術のため、施術後、摩擦による赤みや刺激感、腫れが残る場合があります。
いずれも一時的なもので、通常は、半日~1日程度で治まります。
注意ポイント
クリスタルピーリングを行うと一時的に角質が薄くなるため、注意しておきたいポイントがあります。
保湿をしっかり行う。
古い角質が取り除かれた肌はバリア機能が低下しています。
バリア機能が低下しているとより皮膚は刺激を受けやすく、新たな黒ずみやシミを作る原因になります。
日々の保湿ケアが重要ですが、特に施術後はしっかり行いましょう。
クリニックで保湿クリームや黒ずみケアクリームが出ていない場合は、通販で脇用の黒ずみケア専用のクリーム、美容液が販売されています。
一般的な保湿クリームよりも、より効果が期待でき、おすすめです。
【関連記事】脇の黒ずみ解消クリームおすすめ!選ぶならこれ!!
紫外線対策をしっかり行う。
角質層は紫外線から皮膚を守る働きがあります。
しかしクリスタルピーリングによって角質が剥がされた後の肌は、紫外線が皮膚を通過しやすい状態となり、シミや黒ずみ、皮膚老化の原因になります。
施術後は特にUVケア、紫外線対策が重要です。
しっかり行いましょう。
摩擦に気をつける。
施術後の肌は古い角質が取り除かれ、肌のバリア機能が弱まっています。
タオルでゴシゴシこすったり、服がすれたり、掻いたり・・・
どれも肌に大きな刺激を与えることになり、刺激を受けた肌はメラノサイトが活性化し、黒ずみ、シミの原因であるメラニンを作ってしまいます。
こすったり、すれたり、掻いたり、摩擦を与えないように気をつけましょう。
まとめ
脇の黒ずみ改善、解消に向けて、美容皮膚科やエステサロンで使用されることがある「クリスタルピーリング」。
非常に小さな粒子の酸化アルミニウムを肌にふきかけ、瞬間的に古い角質を削り取り、取り除いていきます。
古い角質が取り除かれることで肌のターンオーバーが正常に働くようになり、黒ずみやシミも徐々に薄くなります。
薬品を使わず、またパワーの強さ調整も可能。
お肌の状態に合わせ、きめ細やかに行うことができる施術です。
脇の黒ずみケアに【クリスタルピーリング】が使用される、「シーズ・ラボ」について知りたい方はこちら
【関連記事】シーズ・ラボ:「ワキ・ビキニライン色素沈着コース」とは?