イオン導入とは?【脇の黒ずみ治療 美容皮膚科】

改善・解消法

美容皮膚科で脇の黒ずみ治療として行われることがある「イオン導入」について紹介します。

色素沈着による脇の黒ずみに悩んでいる方は特にチェックしておきたい治療法です。

イオン導入とは?

「イオン導入」は、微弱な電流を使うことでそのままでは浸透しにくい有効成分を、肌の奥まで浸透させる治療です。

単純に肌につけるよりも何十倍も浸透が良くなり、その効果の高さから「針を使わない治療」とも言われています。

注射器を使わずに体内に有効成分を入れられるのが大きなメリット!

ごく軽いピリピリ感はありますが、強い痛みはありません。

※痛みの感じ方には個人差があります。

主な有効成分

ビタミンC

メラニン産生を抑え、コラーゲンの生成を助ける作用を持つ成分。

イオン導入することで、直接肌に塗った時と比べ、30倍以上浸透するといわれています。

シミや黒ずみ、ニキビ跡の色素沈着、毛穴、小じわ、たるみなどに効果的な成分です。

トラネキサム酸

メラニンの生成を抑える作用と、炎症を抑える作用を持つ成分。

イオン化することにより、肌の奥まで浸透させることができます。

プラセンタ

様々な成長因子(細胞増殖因子)やビタミン類、アミノ酸類を豊富に含まれているプラセンタエキス。

肌の新陳代謝を促進し、抗炎症効果や高い保湿作用があります。

様々な美容効果が期待でき、メイクのノリもよくなります。

家庭用のイオン導入器も販売されていますが、クリニックで受けたほうが、使用する有効成分も医療機関なので肌の状態にあった高い濃度のものが使用でき、より高い効果が期待できます。

治療の回数、費用は?

イオン導入単体で脇の黒ずみを治すことは難しく、ケミカルピーリングやハイドロキノンによる治療などと併用して行われるケースがほとんど。

イオン導入としては、1~2週間に1回のペースで、1回6,000円程度が目安です。

イオン導入は美容治療になるため、保険は適用されません。

自由診療なのでクリニックによって料金が異なり、またイオン導入の場合、どんな有効成分を使用するかによっても料金が変わってきます。

カウンセリング時にしっかり確認し、どういった治療が何回行い、費用はどれくらいになるか見積もりを出してもらいましょう。

副作用

ビタミン導入自体には問題はありませんが、どんな成分を肌に浸透されるかに注意が必要です。

クリニックでは、施術を受ける方の肌質、肌の状態などに合わせて適切に治療が行われるため、基本的に副作用のリスクは少ないと思います。

しかしまれに電気や薬剤のよるアレルギー反応によって、発赤、熱感、かゆみ、腫れ、痛み、発疹などが起こることがあります。

施術を受けられない人

イオン導入の施術ができない場合があります。

  • 治療中の病気がある方
  • 妊娠中(妊娠の可能性がある)方、授乳中の方
  • 肌荒れのひどい方
  • ペースメーカーや人工弁をご使用の方
  • その他医師が不可と判断状態

詳しくはカウンセリング時や、かかりつけの病院でご確認ください。

注意ポイント

イオン導入を行う上で特に注意しておきたいポイントです。

保湿をしっかり行う。

有効成分(ビタミンCなど)を使うと、肌が乾燥しやすくなります。

そのため施術後はもちろん、日々しっかり保湿ケアを行いましょう。

クリニックで保湿クリームや黒ずみケアクリームが出ていない場合は、通販で購入できる脇用の黒ずみケア専用のクリーム、美容液がおすすめです。

脇の黒ずみケアに必要な「保湿」「抗炎症」「美白」成分がしっかり配合されている上、肌に優しい処方になっています。

施術後の保湿ケアとしてだけでなく、日々のケアに用いることで、より黒ずみを改善・解消できます。

【関連記事】脇の黒ずみ解消クリームおすすめ!選ぶならこれ!!

摩擦を与えない。

微弱ですが電気を使うので、肌にとっては刺激になります。

治療部位をこすったり、ゴシゴシ洗ったり、下着や洋服で締め付けたり、すれたりしないように気をつけましょう。

まとめ

イオン導入は、そのままではなかなか浸透しにくい有効成分を、肌の奥まで浸透させる治療です。

脇の黒ずみに効果的なビタミンCやトラネキサム酸などの有効成分がしっかり浸透するので、肌の奥にあるメラニン色素に働きかけることができます。

イオン導入単独で脇の黒ずみを改善・解消することは難しいですが、ケミカルピーリングやハイドロキノンなどの治療と合わせることで、より脇の黒ずみ改善・解消の効果が高まります。