ピーリングは、肌に悪いって思っている方いませんか？
まだ「ピーリングは・・・」と躊躇される方もおられますが、ピーリングは溜まった古い角質や皮脂などを取り除き、肌の再生に大変有効です。
脇の黒ずみの原因となる余分な古い角質や皮脂の汚れを取り除き、できてしまったメラニン色素をスムーズに排出できるよう手助けとなるピーリング。
また、ピーリング後に行う保湿ケアも、保湿や美白成分の肌への浸透を高めるという効果もあります。
ただ、誤った使い方をしてしまうと、かえって悪化や肌トラブルのもとになってしまいます。そこが注意ポイントです。
正しい使い方をすれば、脇の黒ずみ改善・解消に大変有効なピーリングについて詳しく紹介します。
ピーリングとは？
ピーリングとは、「皮をむく、剥がす」という意味。
主な効果
毛穴の詰まりや汚れを落とす
毛穴の中から分泌される皮脂や古い角質などにより、毛穴が詰まり、ブツブツが目立ったり、酸化して黒ずんだり。
ワキは体の中でも皮脂の分泌が多い部位の一つです。そのため詰まりやすいです。
また、角層は外の刺激から肌を守る役割を果たすため、乾燥や外部からの刺激などにより肌のバリア機能が損なわれると、より一層肌を守ろうとして厚くなってしまいます。
さらに制汗剤や脇のファンデーションによって毛詰まりを助長させてしまいます。
毛穴の詰まりは、脇の黒ずみの大きな原因の一つ。
ピーリング剤には、そんな古い角質や皮脂の汚れなどを剥がしやすく分解する作用があるため、毛穴の詰まりを取り去ることができます。
肌のターンオーバーを促す
できてしまった黒ずみの原因、メラニン色素は、通常、ターンオーバーのサイクルにのって排出されていきます。
しかし、加齢や角質・皮脂などによる毛穴の詰まり、乾燥などにより、ターンオーバーが遅れると、メラニン色素が排出されず、黒ずみの原因になってしまいます。
ピーリングを行い、余分な古くなった角質や皮脂汚れを取り除くことでターンオーバーを促し、保湿ケアの成分の浸透も高まるため、より黒ずみ改善・解消効果が得やすくなります。
ピーリングの種類
ピーリングには、自宅で行う「セルフピーリング」と、皮膚科、クリニックで行う「ケミカルピーリング」があります。
セルフピーリング
セルフピーリングは、低濃度のごく弱い酸が配合されている市販のピーリング剤を使用し、自宅で行う方法。
ピーリング剤には、
- 石けんタイプ
- ジェルタイプ
- 拭き取りタイプ
などがあります。
酸が弱いため効果はゆるやか。AHAなどを配合したジェルタイプの洗い流すアイテムなら、刺激が少なく、扱いやすいです。
ただし、自己判断での使用のため、肌に合わない酸を使ったり、強くこすったり、やりすぎたりすると、肌荒れや黒ずみの悪化といったリスクがあります。
研磨剤が入ったピーリング剤やスクラブなどは×
ワキの皮膚はとても薄く、デリケートです。
研磨剤が入ったものやスクラブなどは、刺激が強すぎ、肌を傷めてしまう可能性が高いです。
そのことによってかえって黒ずみを悪化させてしまう恐れがあります。
ピーリング剤の中にはステロイドが入ってるものなどもあります。
成分をしっかりチェックして、できるだけ低刺激のものを選びましょう。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、皮膚科、クリニックで行うピーリングです。
医師によって肌の状態を診断し、市販のものに比べ高濃度の薬剤を使うことができるので、より効果が現れやすいです。
医師の診断によって行われるので、肌に合ったものが使われ、肌トラブルのリスクも低くなります。
また、ピーリング後のケアも適切に行われるため、高い効果を求める方、敏感肌や肌トラブルが不安な人などには安心して受けられるメリットがあります。
セルフピーリングの方法
皮膚が薄く、デリケートなワキにピーリングをするなら、ジェルタイプがおすすめ。
できるだけ低刺激なものを選びましょう。
使用前にワキを温めると、肌がやわらかくなって角質を落としやすくなるので、お風呂や、あっためた濡れタオルでワキをほぐしてから行うとより効果的です。
－方法－
- お風呂や温めたタオルでワキをほぐし、清潔な状態にする。
- 肌にピーリングを塗ってやさしくマッサージする。
- ピーリング剤が古い角質や皮脂を捕らえ、ポロポロと落ちてきたら洗い流す。
- ぬるま湯でよく洗い流し、肌をこすらないよう、タオルで押さえるように水けを取る。
- しっかり保湿クリームなどで保湿をする。
※ここではマッサージをすると書いていますが、商品によっては、手でなじませて30秒ほど時間を置いておくものなどもあります。ピーリングの仕方は、説明書をよく読み、それに従って行ってください。
ピーリングを行う際は、絶対にこすらないでください。こすると肌が傷つき、黒ずみの悪化、肌荒れの原因になります。
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注意ポイントは？
脇の黒ずみ改善・解消に有効なピーリングですが、間違った使い方をしてしまうと、かえって黒ずみを悪化させ、肌荒れなどのトラブルにつながってしまいます。
正しく行うためのポイントを紹介します。
注意ポイント１：使用は週1回まで
脇の黒ずみを早く消したいという気持ちはわかります。私もそうでした。
しかし、何度も頻繁に行ってしまうと、肌に必要な角質までも取り除いてしまい、肌のバリア機能を傷つけ、肌荒れを起こし、黒ずみを悪化させてしまいます。
かえって逆効果。
黒ずみを消すどころか、ますます黒ずかせてしまいます。
ピーリングをする場合は、1～2週間に1回。
遠回りのようで、最も最短にケアできる方法です。
注意ポイント２：ピーリング後はしっかり保湿ケアをする
肌をいたわり、ターンオーバーを促し、肌を元気に再生させるには、ピーリング後の保湿がとても重要です。
これを忘れると大変！
保湿クリームでしっかり保湿しましょう。
脇の黒ずみに悩んでいる方は、専用の美容保湿クリームがより効果的です。
クリームを塗るときは、肌をこすらないように気をつけてください。やさしく塗りましょう。
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注意ポイント３：肌に異常を感じたらストップ！
ピーリング剤の成分や濃度が合わないと、肌が異常を発します。
赤みが出たり、ヒリヒリした痛みがひかなかったり、かゆみ、吹き出物などの肌トラブルが起きたら、すぐに使用を止めましょう。
そして皮膚科などの専門医で診断、相談してください。
ピーリングは、余分な古い角質や皮脂などを取り除いて肌のターンオーバーを促し、美容保湿クリームの成分の浸透力を高め、黒ずみ改善・解消に有効なケアです。
取り入れることで、改善・解消に向けてより効果を高めてくれます。
しかし、絶対に必要なケアではありません。
肌が弱い方などは不向きな場合があります。
そのような場合は無理せず、ワキを清潔にし、保湿ケアをしっかり行うよう心がけましょう。
まとめ
ピーリングは、肌に溜まった古い角質や皮脂などによって毛穴に詰まった汚れを取り除き、毛穴詰まりによる黒ずみを改善・解消してくれます。
また余分な古い角質や皮脂が取り除かれることで、ターンオーバーを促し、黒ずみの原因であるメラニン色素をスムーズに排出できるサポートをしてくれます。これにより色素沈着が原因の黒ずみの改善・解消につながります。
さらに余分な古い角質、皮脂が取れるので、保湿や美白成分の浸透を高める効果もあります。
使い方に注意が必要なところもありますが、正しい使用法で活用することができれば、より早く脇の黒ずみ改善・解消につながります。